iCHi's diary~本は読みたし、はかどらず~

主に読書録。読み終えた本がこのまま砂のように忘却の彼方に忘れ去られるのが申し訳ないので、書き留める。要は忘れっぽい読者の読書日記。

「婚活マエストロ」脅威の成婚率!

宮島未奈の「婚活マエストロ」を読んだ。

いま大人気の「成瀬は天下を取りに行く」の作者だ。

 

そう言われて振り返るとたしかに「ヒロインのキャラが特濃」というところが共通点がある。

 

主人公は、フリーのWEBライターをしている健人

なんとなく、大学生のころと同じマンションにすみ続けて言葉を交わすのは大家さんとローソンの店員さんだけというわびしさき40歳独身だ。

そんな彼が大家さんから紹介されたのはドリームハビネスという、婚活会社のホームページの仕事。

ホームページビルダーで作られたようなその古めかしいページはなんと生きていた。

婚活パーティの募集がちゃんと更新されているのだ。

興味を掻き立てられた健人は、そこで鏡原さんという謎の美女に出会う。

しがない浜松の婚活会社のドリームハピネスの脅威の婚活マッチング率は、実は彼女の特技(惹かれ合っているカップルの匂いがわかる)によって保たれていたのだ。

将来について真剣に考えていなかった健人も何度か婚活パーティに携わることで、じぶんを見つめるようになっていく。

 

最後はとってもあかるいハッピーエンドです。

 

わたしも、こういう仕事がしたい!

 

最近の婚姻率ってすごく低いけど別に結婚したくない人が増えているわけじゃない、というニュースを最近聞いた。

たぶん、昔みたいにおせっかいを焼いてくれる人がいないせいだと思うのよ。

なので、私もフリーで婚活マエストロをしたいと思います(←ただの迷惑)

 

江戸時代は仲人をするとかなり成約金がもらえたらしいので、そういう風潮がまたはやらないかなとおもって。

昔は両家の親同士をマッチングしてたんでしょうけど、令和の仲人は本人の意見を尊重しちゃいますから。

お困りの方はぜひご相談を!

 

婚活マエストロ (文春e-book)

本屋大賞受賞『成瀬は天下を取りにいく』を超える、爆走型ヒロインが誕生!

40歳の三文ライター・猪名川健人は、婚活事業を営む「ドリーム・ハピネス・プランニング」の紹介記事を書く仕事を引き受ける。安っぽいホームページ、雑居ビルの中の小さな事務所……どう考えても怪しい。
手作り感あふれる地味なパーティーに現れたのは、やけに姿勢のいいスーツ姿の女性・鏡原奈緒子。場違いなほどの美女だが、彼女は「私は本気で結婚を考えている人以外は来てほしくありません」と宣言する。そして生真面目にマイクを握った――そう、彼女は婚活業界では名を知らぬ者はいない〈婚活マエストロ〉だった。

その見事な進行で、参加者は完全にマエストロ・鏡原の掌の上。彼女は何者なのか、なぜこんな会社で働いているのか、〈マエストロ〉ってなに……謎は深まるばかりだが、猪名川は同社のイベントを手伝うことに。65歳以上のシニア向け婚活パーティーから、琵琶湖に向かう婚活バスツアー(クルーズ船「ミシガン」に乗車)まで。これまで結婚に興味のなかった猪名川も、次第に「真面目に婚活するのも悪くないかもしれない」と思い始める。
ものは試しと他社が運営する婚活パーティーを訪れてみると、そこには参加者として席に座る鏡原の姿があった――。

 

 

 

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