辻村深月の闇祓を読んだ。
面白かったーーー!
人との距離感の測り方が分からないのか、転校生の白石要は最初たいそうな描かれ方をしている。
それが最終章ではとてもかっこよく描かれている。
家族を入れ替えながら闇を振りまいていく神原家。
イッキ読みが辞められなくて寝不足!
あいつらが来ると、人が死ぬ。 辻村深月、初の本格ホラーミステリ長編!
転校生の白石要は、少し不思議な青年だった。背は高いが、髪はボサボサでどこを見ているかよくわからない。優等生の澪は、クラスになじめない要に気を遣ってこわごわ話しかけ徐々に距離を縮めるものの、唐突に返ってきた要のリアクションは「今日、家に行っていい?」だった――。この転校生は何かがおかしい。身の危険を感じた澪は憧れの先輩、神原一太に助けを求めるが――。学校で、会社で、団地で、身の周りにいるちょっとおかしな人。みんなの調子を狂わせるような、人の心に悪意を吹き込むような。それはひょっとしたら「闇ハラ=闇ハラスメント」かもしれない。「あの一家」が来ると、みんながおかしくなり、人が死ぬ。だから、闇は「祓わなくては」ならない――。辻村深月が満を持して解き放つ、本格長編ホラーミステリ!
次に読みたい本
今回の、元凶は家そのもの。器としての呪いとでも言おうか。