山﨑拓巳の「やる気のスイッチ」を読んだ。
この人のショート動画がめちゃくちゃ流れてくる(ので、めちゃくちゃ見ちゃう)のだが、人当たりが良い話し方だなーとおもう。
物理的なやる気のスイッチはないという話だけど、どうやら頭の上にみかんを置いたらいいらしいよ、という話をつらつらと書いたのはもう2年も前の話か・・・
あれから色々ありました!(綾小路気きみまろ風)
未だにやる気スイッチどこ~とさすらいのオランダ人状態だが、オランダ人は新たな知見を得たよ。
なんとまあこの本には、68個ものスイッチ乗っているのだ。
(あまりにも多すぎて、後半は明らかに前半に出てきたものを水増ししている感がある)
ただ一つ一つが短いので、パラパラとめくって目についたものを読むだけでも良さそう。
(こういう本は紙で読むのが良い)
いくつかなるほどなーと思ったものをピックアップ。
解決法は無意識が教えてくれる
→人間は見たいものしか見ない。自分が新しいクルマを買おうと思っていると気になっている車種ばかり目に付く。急にその車種が増えたわけではなく、自分がそれを見つけに行っているから。無意識に問題を投げてしまえば、無意識が常に答えを探してくれる。
言葉と名前は見逃さない。
→はじめに言葉ありき。脳は言葉を使って考えているので、知っている言葉を増やすことで思考の幅を広げていってくれる。
できないのではなく、本当は「したくない」と思っている
→私達の顕在意識と潜在意識の差はなんと、140ビット:200000ビット(単位のビットってなんだろう?)と圧倒的に潜在意識のほうが大きい。
この圧倒的多数派の潜在意識は今のあなたが大好きで、変わりたくないと思っている。
なので、できない理由は「変わりたくないからしたくない」ってことかもしれない。
ダイエットが「できない」のではなく、ダイエットなんてしたくない、常に太る選択をしている!
「子どもと遊ぶ時間がない」のではなく、「子どもと遊びたくない」!
と言い換えてみると流石に、それはヤバい、となってやる気が起きる。
小さな親に気づくと自分に優しくなれる
→インナーチャイルドという言葉は知ってたけど、インナーペアレンツという言葉は初めて知った。自分の心の中の「架空の小さな親」
「インナーペアレンツは昔親から受け取った言葉を使って、あなたのチャレンジを止め、厳しく叱責してくるのです」
・・・心当たりがありすぎる。
この心の中の親は私が作った親であって、実際の年老いた両親ではないのだ。
私は私が子供のときの親をまだ心のなかに飼っていて、「どうせ、お母さんは怒るんでしょ!」と思うことがある。50にもなってだ。
自分の中の親に勝手に押さえつけられて勝手に反抗していた。
私は50歳になるんだから、親は50年親をやっていて、当たり前のように人間として成長しているはずなのにいつまでも私が引きずっててどうするの。
インナーペアレンツと仲直りすることが大事とのこと。インナーじゃなくて本当の親も見直さなくちゃいけない。気づけてよかった。
「インナーペアレンツ」という言葉を知れただけでもこの本を読んだ価値があった。
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次に読みたい本
これだ!と思って娘のために買ったが、1ページも開いてくれなくて腹が立ってすぐメルカリで売ってしまった本。(いいことかいてあるのになー)
やる気を出す系の本を読む人はやる気がある説。
(そして腹を立てた私も娘のインナーペアレンツになる説)