kindleunlimitedで読める名作海外ミステリーを読むチャレンジ週間
2冊目はよく名前を聞くが読んだことがなかった「ジョン・ディクスン・カー」の「皇帝のかぎ煙草入れ」を読んだ。
ある避暑地の深夜、ローズ卿が秘蔵の煙草入れごと頭を打ち砕かれて殺された。状況証拠から卿の息子の婚約者イヴに容疑がかかるが、彼女は前夫と惨殺現場を見ていた。無実の証に前夫を持ち出せないイヴは追い詰められてゆく……。
事件の中心のイブという女性が、魅力的なんだかそれとも主体性がないんだか、はっきりしないの・・・
なので、このヒロインはきっと男性には受けがいいけど女性にはそんなに受けが良くないと思う。
でも、そこがまた事件のトリックにつながってくるところがニクイ。
いやー、もっととっつきにくいかと思っていたけど思っていたよりずっとわかりやすくて、人間くさいドラマもあってよかった。
というわけで、名前は聞いたことあるものの初めて読んだジョン・ディクスン・カーについて調べで見た。
海外のミステリー作家といえばジョン・ディクスン・カー、という方も多いでしょう。
数々の名作を生み出し、ミステリー小説好きに名前を知らない人はいません。特に「密室殺人」を扱ったミステリーが有名で「密室といえばカー」と言われるほど。
引用元:300books.net
honyakumystery.hatenadiary.org
なるほど~カー好きはほんとにマニアックな感じでかっこいいなぁ。
(そして敷居の高さを感じるわぁ)
江戸川乱歩もべた褒めしていたらしい。
密室といえばカーなんだね。今回の「皇帝の~」については密室ではなく、どちらかというと心理トリックだったけど、一周回って怪しすぎるやつがやっぱり悪い奴だったっていうね。ちょっとネタバレ気味で申し訳ないですけどね。ほんと悪い奴ですよ。
そして、イブは付け込まれ体質すぎる!
守ってあげる人が必要。最後には誠実なナイトが現れたようなので安心。
それにしても、最後の「ただ大人になれてないなかみ小学生の男」とまで言われる婚約者はいい面の皮である。
(全ての登場人物の中でこいつが一番すかんわー)
とにかく今回読んで、人間の嫉妬や疑い、恋心なんかは100年くらい前でも大して変わらないなと、感じ入った。
次は皆さんおススメの火刑法廷を読もう。