宮部みゆきさんのチヨ子をメルカリで思わず購入していた。
衝動的に、というほどの金額ではないけども、
わたし結構、買うまでに色々悩むタイプなんで。
文庫書下ろしだって。
面白くないわけがない!わけがないのにしばらく放置しておりましたがようやく読めた。
表題作「チヨ子」を含む短編集なのだが、超常現象をモチーフとした救いがないような終わり方が多めで、どんよりしてくる。・・・これを虫が知らせたのかも。
私が一番ひぃーってなったのは「鉄槌のユダ」が出てくる話。
こ、これは反則でしょう~何ともいろいろ考えさせられるけど、このもやもやは読まんとわからんかも。
この話の途中でちゃうと電車が到着しちゃて、ここで読みやめねばならぬとは!と身悶えしたよ。
Amazonレビューにもあったけど、あんまりメンタルが弱い人には楽しめないかもしれない
宮部みゆきさんといえば稀代のストーリーテラーだから、がっぷり少年犯罪に取り組んだそれは良い話がいっぱいある。
だけどこの本はひっそりとそれらとは正反対に、ちょっと意地悪に終わっているものが多い。
安心して読んでるともってかれるぜ~
がっぷり取り組んだ良い話でおススメは ソロモンの偽証
なかなかのボリュームだけど、これから読む人がいたら文庫版がおススメ!
文庫版限定でその後の話が読めるよ。
これも面白かったなぁ。
もしまだ宮部みゆきを読んだことがない人がいたらうらやましい。
とはいえ、私の記憶力はざるなのでおそらく再読してももう一度感動を味わうことができハズ。