kindle unlimitedで読めたので喜んでよんだ。
結果としては後書きを読むまでこの話が別の作者によるジーヴズ続編ということを知らず、
英国貴族のウイットに富んだユーモア、流石やん!
と読み終えてしまった。
いや、面白かったんだけども複雑。
一番最初にや読んだジーヴズが、いわゆる作者亡き後のクレヨンしんちゃん、みたいな作品だったら、やっぱ私にジーヴズ読んだよ、と言えやしない。
というわけで、比べるすべもない。
それにして特に語り手の僕の性格がいい!
朝起きたら大抵機嫌がよく鼻歌を歌いなが顔を洗う、素晴らしき大らかさ。素直さ。
そして、持って回った言い回しとユーモア。
きっと、ウッドハウスが書いた本物もここはなんらか変わるところがないんだろう。
じつは、ジーヴズが話題になった時コミカライズされたものは読んだのだ。
勝田文さんの細い線がとても雰囲気出ててよかった。
ザ、坊ちゃんと優秀執事の組み合わせはみんなが好きな組み合わせなんだなー
ジーヴス英国紳士録 ~プリーズ、ジーヴス シリーズ~ (花とゆめCOMICS プリーズ、ジーヴスシリーズ)
- 作者: 勝田文,P. G.ウッドハウス,森村たまき
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2013/11/05
- メディア: コミック
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しかし、今回ジーヴズの婚姻、とあるようにおぼっちゃまもジーヴスも結婚することになる。
それはそれでハッピーエンドでいいんだけど、これって作者亡き後のサザエさんたちが年を取り始めるみたいな禁じ手では?往年のファンには複雑かも。
ちゃんと踏まえて、新たなジーヴスに出会いたい方にオススメ!