iCHi's diary~本は読みたし、はかどらず~

主に読書録。読み終えた本がこのまま砂のように忘却の彼方に忘れ去られるのが申し訳ないので、書き留める。要は忘れっぽい読者の読書日記。

「おこだでませんように」

GW初日、いかがお過ごしですか?

どうやら天気は回復しそうですが、昨日夕方から激しい雨風が吹いていた福岡です。

保育園に入れて一ヶ月。ようやく2歳の息子も泣かずに・・・

と言いたいところですが、うちはへたれキングなので、いまだに泣いとります。でもね、大分大丈夫になってきた部分もあるんですよ。

例えば一回だけ、泣かずに先生のところに行ったりとか~(帰りは号泣だったけど)

「あーくん(自分のこと)先生のとこ行くね~」と朝から言ったり。

でも、予想どおり「あっさり離れてお母さん逆にさびしい」なんてことはなかった・・・

案の定、離れるときとお迎えで号泣。たまにハンストまでしているらしい。

おしゃべりなお姉ちゃん達に鍛えられた日常博多弁会話力も発揮せずらしい。

4月下旬に「今日はじめて声をききましたよ~」と先生に言われる始末。

どんだけ猫をかぶるつもりだい?しかも最後の最後に嘔吐下痢でお休みしてしまいました。

GW明け、またいちからやり直しだよ、こりゃ。

うちは爆弾抱えた長女がいるから気が重い。(小2だけどたまに泣く)

さて、そんな環境が変わった男の子のお話

おこだでませんように

おこだでませんように

著者:くすのき しげのり

おこだでませんように

たしか、去年の小学校低学年の夏休み課題図書に選ばれていたこの本。

内容は、小学校一年生のボクは何をやっても怒られてばかり。

じぶんでは悪いことをしているつもりはないのに・・・

叩いたのは相手が先にイジワルを言ったからなのに・・・

この前は「元気でいいね」って言われたのに・・・

と、とにかくボクはなぜ怒られるかが判っていない。

だからいつも泣いてしまわないように、言い返してもっと叱られてしまわないように、表紙のようにぷいっと横を向いてしまう。

これ、大人心にストーンとはまる絵本でしたよ。(子ども心には?ですけど)

この子、十分怒られるようなことをしてるんです。

でも、「なぜ怒られたのかが判ってない」んです。

だから、反省するとか行いを正すのではなく、七夕様に「おこだで(られ)ませんように」

とお願いをするのです。

この子を「反抗的でどうしようもないこ子」だと決め付けてはいけなかった。

理解できるように叱ってやらないといけないのに、どうしてこの子は何度いっても聞かないのかしら。となってしまっていたのでした。

何より、子どもに七夕にそんなお願いをされたら親としてはツライかも。

これ、うちの特に5歳娘に言えまして、

ホントに怒っても怒ってもききゃ~しない「のれんに腕おし」感でついこっちもヒートアップしてしまうのですが、聞かないんじゃなくて通じない言葉で言われているようなもんなんだ!とすとんとふに落ちました。

それでもま、怒るんですけどね。