iCHi's diary~本は読みたし、はかどらず~

主に読書録。読み終えた本がこのまま砂のように忘却の彼方に忘れ去られるのが申し訳ないので、書き留める。要は忘れっぽい読者の読書日記。

チョキンパチンストン?「三びきのやぎのがらがらどん」

花粉症もちにはつらい季節がやってきました。(と、いっぱしの患者を気取ってみる)

実は、まだ検査すらしていないのですが、これだけさらさらした鼻水は花粉症でしょう。と自己判断をしているところです。

なにをするにも気力が低下しますねー、この絵本のヤギ達のように「さて、えさ場に太りに行くか!」という気合は起きません[E:weep]

三びきのやぎのがらがらどん―ノルウェーの昔話 (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)

三びきのやぎのがらがらどん―ノルウェーの昔話 (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)

「書店員タカクラ」さんが絶賛されていて、以前借りたことがありました。

あの時は一読して「一番小さいヤギってひどくない?」とあまりいいお話に感じなかったのですが、俵万智さんの本でも絶賛されていて、再チャレンジしてみました。

そしたら、今回2号が大変気に入った様子。私も心境の変化か結構いい話だわ~とおもうようになりました。

前回、何じゃこりゃ、と思った時より私も成長したって事かな。

内容は、三びきのやぎたちが、橋で待ち構えるトロルをまんまとやっつけるお話なんです。

まず一番小さいヤギは「後ろから来るやぎのほうがでっかくて食べ応えがあるよ」といって通り過ぎ、中くらいのヤギも同じ事をいって難を逃れます。

しかし三番目のヤギときたらトロルなんてものともしない、強~いヤギ!

トロルは一番大きなヤギにばらばらにちぎられやっつけられてしまいます。

そして三びきはたっぷり草を食べて、丸々と太ります。

ここで「チョキン パチン ストン はなしはおしまい」ってはいります。謎の〆言葉?

「がらがらどん」という名前とか、この「チョキン・・・」とか、なんともいえない味がありますねえ。

最初は「酷いな!」と思った子ヤギも大きいヤギ達を信じているからやったことと考えれば、いいお話になるよねーと今さら気づく30ン歳の私。

そうか、信頼がベースにあるから子供達は何度もこの恐ろしいトロルの話を聞きたがるのかもしれないですね。

絵のトロルは本当に怖くて天狗みたいな顔。娘はこのページを見るとほんとにはらはらどきどきしちゃうらしい。なに、かわいーじゃん[E:catface]

定番の絵本なのでぜひ。