iCHi's diary~本は読みたし、はかどらず~

主に読書録。読み終えた本がこのまま砂のように忘却の彼方に忘れ去られるのが申し訳ないので、書き留める。要は忘れっぽい読者の読書日記。

アイディアに感心「いってかえって星から星へ」

 

すーっかり寒くなってしまいましたね。日が落ちるのも早くなってしまいました。

けれども私は寒いのは暑いのよりもスキです。(九州だから?)

暑いと、これ以上脱ぎようがないけど寒いときは布団に包まればぬっくぬくですからね。

さて、昨日布団の中で子供達に読んだのはこれ。

 

 



この本、なんと言っても面白いのはおんなじ本を「いってかえって」読むところ。

まずは、右からページをめくり最後のページでくるっとひっくり返して、今度は反対向きにして読んでいくわけです。

ページの上下に本文が入っているのですが、真ん中の絵は同じ。

うーん、私の説明じゃ分かりにくいですね。

内容は、 ミツバチにそっくりな宇宙人が地球基地にやってきて、交代要員が帰っていく。

ってことなんですけど、とってもおとなしい害意のない宇宙人はただ地球を観察しているだけだそうです。

もし、私たちが宇宙に飛び出して自分達より文明が発達していない(と勝手に思う)星を見つけたらどうするんでしょうか?

こんな「観察するだけ」みたいなある意味大人なことはできなくて「思いつく限りの搾取略奪」をやってしまうと思う。調査と言う名目でね~(^-^;

観察するだけなんてかえって不気味[E:coldsweats01]・・・なんてね。

話がそれてしまいました。この本はその、仕掛けと言うか工夫がとても楽しい一冊。行って帰るだけなんですけどね~物語の基本と言えば基本です。

ただし、読むのは疲れます┐( ̄ヘ ̄)┌ 。だって往復で読むから一冊のはずが二冊分・・・

 

作者は、「誰も知らない小さな国」や「おおきなきがほしい」の佐藤さとるさん。

(え?同姓同名なんてことはないですよね?)小学校のころたくさん読んだなー

同じ本を子供が読むようになって、感慨深いです。