今回はミステリーランドからのご推薦。
ミステリーランドは、少年少女のためと一応銘打たれていますが、とくにこの一冊はどう考えてもかつての少年少女向け。
章ごとに語り部が替わり、段々事件の真相がかたられるのですが、結局誰か一人の目からみた真実は真実ではなく、話を効けば聞くほど複雑にもなります。作者のミスリードもあるし。
最後に、有名な建築探偵を思わせる人もちらと出てくるし、サービス精神旺盛な一冊です。おもしろかった~
最近は「ミステリーランド」を図書館で見つけると必ずゲットしています。
ちゃんと大人向け図書コーナーにならんでるし。
ネタばれになってしまいますが、
それにしてもミステリーランドって男の子と女の子を取り替えちゃうネタが多いよな。
少年少女時代にだけに使えるトリックだわ。