iCHi's diary~本は読みたし、はかどらず~

主に読書録。読み終えた本がこのまま砂のように忘却の彼方に忘れ去られるのが申し訳ないので、書き留める。要は忘れっぽい読者の読書日記。

最近読んだ本

つわりが重くなかなか起きあがれない私は最近寝てないときは読書という恵まれ(吐き気と戦いながらだけど)た境遇です。

残念なのは、新しい本が手に入らんこと。図書館で借りた本は読み尽くし、実家にて古い本を発掘しては読んでいます。

最近読んだ本は以下の通り。特に「くうねるところとすむところ」「死神の精度」「よろずや平四郎活人剣」の三冊は読書の幸せをかみしめた一気読み本。折りがあれば詳しく書き連ねたいところです。

オンライン書店ビーケーワン:死神の精度
・「死神の精度」伊坂幸太郎 =クールな死神「千葉」が語る6つのストーリー。
死神というと恐ろしいけれど、最後のストーリーは胸にすとんと納まる、幸せな気持ちにさせてくれるお話。
本当にこの人は楽しい読書をさせてくれるので、大好きだ。

くうねるところすむところ平 安寿子  =編集者から建築業に転職する同年代の女性のガッツがとてもこころよい。「仕事」というものにたいして、まじめにかんがえさせてくれます。とは言え、ユーモラスで読みやすい。

よろずや平四郎活人剣 上 藤沢 周平 =一気読みしちゃった。つい先日ドラマになったばかり。ドラマのほうは見ていないけれど、円熟期の江戸の気持ちの良いうはうはぶりというか、底抜けの明るさがあって、読んでいてたのしいのです。ここでは、「武士の一分」でかんじたクールとか重厚とかいう重苦しさは陰をひそめ、ユーモアがあって明るい。私はこちらのほうが好みだわ。

・ロシア紅茶の謎 ・月光ゲーム 有栖川有栖
迷路館の殺人 綾辻 行人著 
摩利と新吾 木原 敏江著
・つねならぬ話 ・きまぐれ遊歩道 星新一
・大江戸化物図譜 アダム・カバット著=何故外国人の著者?図版が多く楽しい一冊。豆腐小僧のすべてなんてのもあって結構おもしろい。

等々などです。以上米粒が食べられないつわり妊婦のご報告でございます。