藤沢周平の「隠し剣シリーズ」を続けさまに読んでいて、どうしても池波正太郎との違いを考えてしまう。(私も業が深いというか。他にもいっぱいする事はあるだろ)
矢も立てもいられず職場の売店にて購入。「あほうがらす」「つるつる」など11編からなる短編集です。
読んでいて一番ぶっ飛んだのは「男色武士道」と「元禄色子」。だ・男色武士道・・・・男色率4割くらいであった。
内容は、ま、男と女の物語にしてしまうと三文小説になりそうなのだが、武士(もののふ)と武士(もののふ)にしてしまうと、すごいインパクトだ。さすが文豪。なのかしら?
BL(ボーイズラブ)コミックの原作とかになりそうな感じである。
そしてあまりのインパクトに、藤沢周平との違いをみつけるという今回の課題は全く果たせないままだ。もう一冊買いに走らねばならぬ。