iCHi's diary~本は読みたし、はかどらず~

主に読書録。読み終えた本がこのまま砂のように忘却の彼方に忘れ去られるのが申し訳ないので、書き留める。要は忘れっぽい読者の読書日記。

てんぐちゃんが大人だ!「だるまちゃんとてんぐちゃん」

 かこさとしさんの独特の絵。懐かしいったらない。この人は私が小学生のころからすでに現役バリバリだったのに、ほんとすごい。

絵を描く人って長生きだ。という話を聞いたことがあるけれど、本当かもしれない。スタイルが変わらないこともすごいよな~

だるまちゃんシリーズは、去年バス会社のキャンペーンにでていたような・・・意外と知らない人のいない人気者です。

さて内容は
だるまちゃんは、てんぐちゃんの持っているものがすべてうらやましくってならない。
てんぐのうちわ、ぼうし、げた、最後は鼻までお父さんにおねだり。

だるまちゃんにあまーい両親は、そのたびにたくさんのうちわや帽子やはきものを用意してあげるのだけど、ぴんと来ないだるまちゃんは、やつでの葉やお碗やままごとのまな板なんかで代用。

 そして、最後はお餅をついてもらって鼻をつくります。
そのたんびに、てんぐちゃんは「うわー素敵だね」とほめてあげるのである。一番の大人はてんぐちゃんだな。

 それにしても、毎回気になるのはだるまちゃんのもち肌っぷり。なんか、ただ白く塗ってあるだけといわれればそうなんだけどさ。おいしそうな感じなのであります。

だるまちゃんとてんぐちゃん
加古 里子さく・え
福音館書店 (1980)
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