iCHi's diary~本は読みたし、はかどらず~

主に読書録。読み終えた本がこのまま砂のように忘却の彼方に忘れ去られるのが申し訳ないので、書き留める。要は忘れっぽい読者の読書日記。

マンガで読む日本の古典「今昔物語」水木しげる

今は昔から始まる、平安の「世にも不思議な物語」がたくさん詰まったこの物語。妖怪の大御所水木さんが描くとこうなるのか~
女の人がずいぶん色っぽいのです。だが男の人は大体がベースはねずみ男。エッチなシーンも結構あるんだけど何故か男の人はねずみ男。うーん、かえって悩ましい(どうだろ?)
表紙は二股にわかれたカブをもつ男。あんまりといえばあんまりな行いをするこの男は、結局幸せになるんであります。現代でも酒場で武勇伝(下ネタ)としてありそうななさそうな。
怖くないというより落ちがない怪談といった感じか。読者をどーんと突き飛ばしてそのまま終わります。