赤川次郎、阿刀田高、宮部みゆき、乃南アサ、連城三紀彦、夏樹静子、北村薫7人のゴージャ スなアンソロジー。
一番面白かったのは既読だったけれど楽しめた宮部みゆきの「返事はいらない」か乃南アサ「 福の神」か迷うところ。次点が阿刀田高の「マッチ箱の人生」かな~
とくに福の神のラストはジンときてしまいました。
アンソロジーのよい点は、自分では絶対にチョイスしない作家も読めるということ。
今回のしょっぱなが赤川次郎だったのでかなり懐かしい。
なんだかんだ言ってベストセラー作 家なのにこの十数年一回も食指が動かなかったわね~。でも中学生のころはコバルト文庫なん かでお世話になった記憶が。内容も軽くておためごかしで、はいはい。という感じ。ま、ある 意味期待を裏切らないわ。
もうひとつが、私にはぜんぜん理解できない夏樹静子。
うーん。2 時間ドラマご用達(20年前版)という感じですね。わからーん!
残念ながらこの本では私の「読んでみたい人」は増えませんでした。宮部みゆきも、乃南アサももともと好きだし。阿刀田高も高校生くらいからすきだしなー。
連城三紀彦・・・うーん、「流れ星とあそんだころ」を以前読んだときも微妙だったけれども 、今回も微妙ながら「好きbox」に入れとこう。
ああいい買い物だったと思いたいもの。