前出の「七度狐」からの連想で、北村薫作品に手をだしてみた。
と、言っても私の場合とりあえず図書館で借りるわけですが。
数十冊ある中から選んだのが、これ。
昭和初期の名家のお嬢様と、
当時では珍しい女性運転手、別宮(ベッキーさん)が
新聞で読んだだけの事件を解決したり(お誂えなことに、叔父が検事なのである)
兄の友人の暗号をといたり、宮家のお嬢様が起こす騒動を解決したりと、
血なまぐさいところがほとんどない、情緒たっぷりのミステリー。
それにしてもこのベッキーさん、投げつけられた刀を素手で受け止めるは、
拳銃は所持してるは、なかなか謎めいているのでございます。
読み終わっても、まだまだベッキーさんの生い立ちや、
ベッキーさんを見初めた宮家の御曹司の話など、
次回に続くネタがたくさん残っているので
早く続きがよみたーくなること間違いなし。
シリーズ化されてるのかな~?