iCHi's diary~本は読みたし、はかどらず~

主に読書録。読み終えた本がこのまま砂のように忘却の彼方に忘れ去られるのが申し訳ないので、書き留める。要は忘れっぽい読者の読書日記。

■ちびくろさんぼ

ちびくろ・さんぼ
ヘレン・バンナーマン文 / フランク・ドビアス絵 / 光吉 夏弥訳
瑞雲舎 (2005.4)
通常24時間以内に発送します。

何年か前まで差別的な表現があるということで絶版されていたこのおはなし。再版されたときはかなり話題になりました。
私も、それじゃーという軽いのりで購入。別に表現の自由とかあまり声高に叫ぶつもりは無いけれど、確かに内容は別に差別でもなんでもないじゃん!気にしすぎ!
 まあそれは置いといて、久しぶりに読んだ感想は「あれ?こんな話だったっけ」。ものすごく昔ですが、小学校の図書館にて読んだあの本の内容はさんぼが木に登ってトラも1匹だったような記憶が・・・さんぼの絵ももちろん違います。もっとこう何というか、ちがう感じでしたよ!うまく言えない~~内容は新しい服を買ってもらったさんぼはジャングルに散歩にでかけます。でも、わるいとらが出てきて(4匹も!)それぞれさんぼから服やかさや靴をとりあげます。
でも最後はご存知バターになっちゃうんだよねー結局、私はこの、バターになる部分しか記憶に無かったけれど、さんぼととらのやりとりもそこはかとなく笑えます。さんぼって、とらのこと本当に怖がってんの?
最後はトラのバターでつくったホットケーキを169もたべちゃうのでした。とらバターおいしそ~
イソップものがたりでおなじみのオオカミじゃあ、バターにはならないという意味でも、ある意味差別化されていたのでした。(あ、チョコソースになるか?)