
2021年からAudibleを愛用し、月に150時間以上を聴いている私だ。
最近は寝落ちするまでAudibleで読み聞かせしてもらっているいい大人だが、
暑くなってきたことだし、ここらでおすすめのホラーを集めてみた。
日常の隙間時間に“背後を振り返りたくなる”恐怖を体験した6作品を紹介する。
今回紹介するホラーは、幽霊や怪物のような明瞭な恐怖ではない。説明不能な圧、悪意を持った人間、正体のわからない呪い――そんな、背筋がざわつく違和感多めの内容だ。
紹介する作品はすべてAudible配信中。目を閉じていても、耳だけでも恐怖がじわりとやってくる。
①『祝山』/加門七海 ★★★★★
── 視えちゃう人による”じわっと怖い話”
「ホラー作家が体験した話」主人公は、好奇心半分小説のネタ探し半分の気持ちで祝山の事件に首を突っ込むのだが、あまりの禍々しさにこてんぱんにやっつけられて、まさしく好奇心は猫をも殺すだ。とビビる。
一番怖いのは、「「虫刺され」がずっと治らなくて・・・」というエピソード。
②『穢れた聖地巡礼について』/背筋 ★★★★☆
── 六部信仰×ルポ構成。不安を残す“聖なる穢れ”
、いくつかの心霊スポットについて調べるうちに、実はすべて〇〇殺しの話とつながっているのでは?という気づきを導き出す物語だ。
ルポ調の文体がリアルさを強調しつつ、仕掛けの多いトリッキーな構成に、考察が進む
③『近畿地方のある場所について』/背筋 ★★★★★
── 和製ホラーの幕の内弁当
Jホラー短編集のように仕立てられた物語が並ぶ一冊。なんだかとりとめがないような話がくりかえされていたのには理由がった。
安心して聴いていたら、最後のページで食らう後味のわるさ。
Audibleなら間の空気感が鮮明になり、より濃密な恐怖が感じられる。
④『口に関するアンケート』/背筋 ★★★☆☆
── あまりにも薄くて小さい本
初見のドッキリを奪いたくないので多くは語れないが、徐々に“口”というテーマの裏に潜む意図がじわじわと侵食してくる。いままで聞いていた怪談の「本当の意味」が最後にわかる。
⑤『フェイクドキュメンタリーQ~この人行方不明~』/フェイクドキュメンタリーQ ★★★★☆
── 「消える」のではなく、「いつの間にかいなくなる」空白の記録
派手な心霊演出はないが、不在の気配がじわりと心を侵食してくる。フェイクドキュメンタリーの構成が、静かな喪失感を増幅させる。現実と虚構の境界が揺らぐ恐怖だ。
⑥『撮ってはいけない家』/矢樹純 ★★★★☆
── 映像ではなく、音で恐怖を刻む倒錯感
YouTuberが廃墟を“撮る”という行為そのものが恐怖に変わる。映像がなくとも、音と沈黙によって自分の想像力が暴走する。聴覚だけで展開するホラーとして、深い余韻を残す。
🎧 Audibleで体験しよう
耳からじわじわと染み込む“正体不明の圧”。目を閉じていても、背後を振り返りたくなる。散歩中や家事中にも、「誰かに見られている気がする」のは、気のせいではないかもしれない。
(軽い気持ちで始めたがメチャクチャ大変だった・・・)
最終的に★はかなり適当に入れてしまったヨ!すまん。
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