iCHi's diary~本は読みたし、はかどらず~

主に読書録。読み終えた本がこのまま砂のように忘却の彼方に忘れ去られるのが申し訳ないので、書き留める。要は忘れっぽい読者の読書日記。

kindle unlimited

かなり煽情的な表紙「夜の黒豹」

表紙がエロティシズム満載の横溝正史の「夜の黒豹」を読んだ。 夜の黒豹 「金田一耕助」シリーズ (角川文庫) 作者:横溝 正史 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2012/10/16 メディア: Kindle版 キャーエッチ!な表紙。 現場に着いた金田一耕助は、思わずゾ…

初の由利先生シリーズ「蝶々殺人事件」

横溝正史といえば金田一耕助だが、もう一人の探偵「由利先生」のシリーズを初めて読んだ。 蝶々殺人事件 「由利先生」シリーズ (角川文庫) 作者:横溝 正史 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2012/10/01 メディア: Kindle版 原さくら歌劇団の主宰者である原…

金田一に休暇はないのだ「迷宮の扉」

またしても休暇中に事件に巻き込まれる金田一耕助の「迷宮の扉」を読んだ。 かわいそうに、ちゃんとしたバカンスを楽しめたことはあるのかしら。 ちゃんとって言っても人が死なないっていう最低限のラインがクリアできないのだからねぇ・・・ 迷宮の扉 「金…

江戸川乱歩っぽいぞ「迷宮の扉」

横溝正史の「大迷宮」を読んだ。 大迷宮 「金田一耕助」シリーズ (角川文庫) 作者:横溝 正史 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2012/10/16 メディア: Kindle版 「あっ、ベッドの天井が!」滋の叫び声に振り向いた謙三は、思わず息を呑んだ。剣太郎少年が寝…

「扉の影の女」金田一耕助の日常生活?

金田一耕助「女」シリーズのうち一冊。 受け売り。女シリーズなんて言葉は初めて聞いたが。 ほかには「女怪」「支那扇の女」「夜歩く女」とかが含まれる。(んじゃないかと思う。知らんけど) 扉の影の女 「金田一耕助」シリーズ (角川文庫) 作者:横溝 正史 …

いい人の半分しか幸せになれない「迷路の花嫁」

横溝正史の迷路の花嫁を読んだ。 迷路の花嫁 「金田一耕助」シリーズ (角川文庫) 作者:横溝 正史 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2012/10/16 メディア: Kindle版 かけ出しの小説家松原浩三は、ふとしたことからとてつもない恐ろしい事件に巻き込まれてい…

気が付けば終わっていたkindleUnlimited一か月生活

先月、うっかり定価で申し込んでしまった本の読み放題サービス「KindleUnlimited」 kinndleunlimited で一ヶ月チャレンジはじめました - iCHi's diary~本は読みたし、はかどらず~ 朝、さて続きを読むかと開くとホリエモンの顔がバーンと出てきて、あなたも…

痴漢の冤罪マジ怖い・・・「真実の檻」

初読みの作家さん下村敦史の「真実の檻」を読んだ。 真実の檻 (角川文庫) 作者:下村 敦史 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2018/05/25 メディア: 文庫 生き別れの父は、殺人犯?--家族の絆と法廷の闇に迫るミステリ!亡き母は、他の人を愛していた。その相…

「放送禁止」からの~未読禁止の面白さ?

東京二十三区を読んでおもしろかった長江俊和の「放送禁止」を読んだ。 放送禁止 (角川ホラー文庫) 作者:長江 俊和 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2016/03/25 メディア: Kindle版 不幸な出来事の続く大家族のドキュメンタリー。ストーカー被害に遭って…

横溝正史がKindle unlimitedに来たー!!!!

なんとなんと! 横溝正史がほぼほぼKindle Unlimitedで読めるようになってます!!! なんと〜〜アマゾン様と言わせてください! 他にも読みたいと思っていた初めてのやせ筋トレとかメモ魔力も、読み放題に入っておりました! はじめてのやせ筋トレ 作者:と…

お前が犯人か!「皇帝のかぎ煙草入れ」

kindleunlimitedで読める名作海外ミステリーを読むチャレンジ週間 2冊目はよく名前を聞くが読んだことがなかった「ジョン・ディクスン・カー」の「皇帝のかぎ煙草入れ」を読んだ。 皇帝の嗅ぎ煙草入れ 作者:ディクスン・カー 出版社/メーカー: グーテンベル…

「ミス・マープル」は安楽椅子探偵の始祖鳥?

ミスマープルといえば、ミステリーの女王アガサクリスティの生み出した、安楽椅子探偵。 とはいえ、本どころかドラマすら見たことがなく今回初めてkindleunlimitedに入っていたので読むことができた。 ミス・マープルのご意見は? 1 作者:アガサ・クリステ…

アガサクリスティのデビュー作「スタイルズ荘の怪事件」

「早川書房編集者がおススメする傑作ミステリフェア」で推し推しにおされていた 「スタイルズ荘の怪事件」を読んだ。 「カ★サギ」「屍★荘」?クリスティを読んでみろ、100年前でもこの面白さだぞ! って、伏字で。笑ってしまった。 ichieda.hatenablog.com …

真面目で優等生は残念⁉︎「武器として書く技術」

武器としての書く技術 (中経出版) 作者:イケダ ハヤト 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2013/06/27 メディア: Kindle版 武器としての書く技術 イケダハヤト著を読んだ。 アオリ気味のタイトルだ。 なにせお金を稼ぐツールとしての文章術、それをあえて武…

kinndleunlimited で一ヶ月チャレンジはじめました

「きんどるどうでしょう」のきんどうさんが、またkindleunlimitedがお安くなってますよ!っと教えてくれたので、もしかして私もいけるかな?とおもって勇気を出してクリックしたら、しっかり980円とられた。 やーそりゃ、お試し何回もしてますからね。あと、…

頑張れ黒川!「田舎の刑事の趣味とお仕事」

そろそろkindle unlimitedの契約期間が切れる。おそらく最後?の小説はこれ 田舎の刑事の趣味とお仕事 (創元推理文庫) 作者: 滝田務雄 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 2012/01/01 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る のどかな田舎の刑事、…

いつまでも古びない星新一「白い服の男」

真鍋博氏の挿絵が、いつまでも古びないのはなぜだろう、 いや、挿絵だけじゃなく星新一氏だって、今でもまだ若い読者を獲得し続けているけど。 白い服の男(新潮文庫) 作者: 星新一 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2012/12/21 メディア: Kindle版 この商…

エモい(使い方あってる?)「犯罪小説集」

犯罪小説集 作者: 吉田修一 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2016/10/15 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (5件) を見る この人の小説はどうしてこう、どこか皮膚の弱いところをかきむしられたよう痛さを感じさせるんだろうか。 いつも読み始めて、…

江戸時代でも星ワールド全開「殿さまの日」

「殿さまの日」は、星新一にしては珍しい、いわゆる時代物だ。 しかし、流石というほかないくらいドライでクールな時代物になっている。 おそらく江戸時代なんだろうけど、なんとなくCGで描かれたEdo cityって感じで、SFぽい空気が漂う。 表題作「殿さまの日…

わからない事だらけ「終末少女旅行」

「少女終末旅行」つくみず著を読んだ。 少女終末旅行 1 (BUNCH COMICS) 作者: つくみず 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2014/11/08 メディア: コミック この商品を含むブログ (18件) を見る 二人の少女が旅をしているのだが、それがいつなのかどこなのか、…

え?これがあのとりみき?石神伝説

石神伝説 1 (文春デジタル漫画館) 作者: とり・みき 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2018/03/01 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る みなさんも作家に対するイメージ、少なくとも漫画家の絵柄にたいするイメージはあるだろう。 私のなかの…

まさしくキャラクター小説「ぬいぐるみ警部の帰還」

kindle unlimitedで読めるミステリーで面白そうなものを見つけるのは実は難しい。 だって、ほんとに玉石混交で大量にありすぎて検索に引っかからないわ、自分で書いて電書化したようなしょうもない(失礼)本と、ちゃんとした大手の出版社からでたきちんと流…