iCHi's diary~本は読みたし、はかどらず~

主に読書録。読み終えた本がこのまま砂のように忘却の彼方に忘れ去られるのが申し訳ないので、書き留める。要は忘れっぽい読者の読書日記。

・絵本

「ちょとだけ」よ~ん

なんだか、懐かしい感じの絵柄のこの絵本「なんか昔からあるよねー」な感じですが、最近レビューや本屋さんでよくみかけます。じつは、去年の新刊です。 内容は、赤ちゃんがうまれたばかりのおうちで、おねえちゃんのなっちゃんがお母さんは忙しそうだからと…

ほっこりした気分に「としょかんライオン」

話題の絵本「としょかんライオン」を読みました。 結構大型のしっかりした絵本。絵は色鉛筆と水彩でやさしいタッチです。 ここで出てくるライオンは百獣の王ライオンの怖さはなく、やさしいふかふかした毛並みを持つお手伝いライオン[E:lovely] 内容はある日…

「はせがわくんきらいや」

ちょっと予想外の内容だった「はせがわくんきらいや」。 赤木かん子さんなどの絵本レビューで何度か紹介されていたので、図書館で中も確認せずに借りてきました。 いや、私が予想が適当だっただけなのだが、もっと、楽しげなユーモア絵本だと勝手に思ってお…

甘さ控えめ「ばばばあちゃんのなぞなぞりょうりえほん むしぱんのまき」

さとう わきこさんのばばばあちゃんシリーズ。どうやら、お話編とこの本のように料理の作り方を教えてくれる、ハウツー物?があるようです。 ちなみに、他には「焼きいも大会」と「アイスパーティ」があります。 ばばばあちゃんのなぞなぞりょうりえほん む…

~でしてはいけないこと「よい子への道」

ずいぶん前から読んで見たかったけど「うちの子にははやいかなー」と思い借りなかった「よい子への道」 大人が読んでもげらげら笑ってしまうおもしろさです。 例えば、 ・お花見でしてはいけないことその1「映画の撮影をする」とか「よその大人に無理やり校…

いかにもおフランスざます「みつごちゃんシリーズ」

いかにもフランスっぽい絵本をご紹介。フェリシモ出版と言う知る人ぞ知る?(通販の会社ですね)ところから出ています。 図書館で子供が見つけてきて以来、毎回あれば借りるというお気に入り絵本。買ってくれ、という言葉を知らない幼子はいいですなー さて…

意外と受ける「わらべうた」

タイトルそのまんまのこの絵本。中には「はないちもんめ」「まめだ」「ひらいたひらいた」など、数編のわらべうたが見開きで一つ紹介されていて、絵を見ながら歌えるようになっている。 こういうのは、子どもは食いつくかな?と思ってたけど意外と好きのよう…

「あっちゃんあがつく」たべものあいうえお

この絵本、生協のカタログで何度か紹介されていて気になっていたのです。 図書館で検索すると、「あるある・・・けど10人待ち?」結構人気があるみたい。もちろん買わずに行列に並んで、この間ようやく読むことが出来ました。 内容は、 ”あっちゃんあがつく …

一度読んでみて「ぜったい~」シリーズ

ローレン チャイルドさんが描いた、傑作の絵本。ごぞんじですか? 実は図書館で最初に発見したとき、「あんまり好きじゃない絵!」と思ったんです。癖が強いって言うか、全然かわいくない!チャーリーとローラの顔を見てね。 ところが、表紙をめくれば、これ…

ナンセンス?「しゃっくりがいこつ」

あまりにもリアルながいこつの絵が、表紙にバーンときているため、「怖い話?それとも”かがくのとも”系?」とあまり触手がうごかない人もいるかもしれませんが、なんともこれは”おもしろい”絵本です。 しゃっくりが止まらなくなったがいこつ氏。(どうやら一…

ロングセラー「ひとまねこざる」シリーズ

岩波のこの黄色い表紙。このサイズ!!嗚呼懐かしい~ 「ひとまねこざる」よりも、「おさるのじょーじ」シリーズのほうがとおりはいいかな? 娘1号もようやく「岩波のこどもの本」についてこれるようになりました。図書館に行くたびに一冊は借りて来ていま…

とはいえ臭くはなさそうだ「おならのしゃもじ」

「ふきまんぶく」なんかで有名な田島征三氏の絵が印象的がこの一冊。 いわゆる昔話なんだけど、これでいいのか?という突っ込みどころが満載。 貧乏で(無策無努力の)若者が、なんとかしてくださいと神頼みをします。 すると、どこからともなく現れた赤と黒…

泣いた~「おじいちゃんがおばけになったわけ」

名前はわすれたけれど、絵本紹介ムックで紹介されていたこの本。 読みたくって図書館でリクエストしました。(そう簡単には買わないよ~) そしたらあなた、おばけ話とはいうものの、大好きな肉親の死をテーマにした感動の内容で、子供に読み聞かせる前ざっ…

「おばけいちねんぶん」って一年分?!

相変わらず娘たちが大好きな、おばけの絵本を図書館で探している私たちですが、この本はヒット! あの、「せとうちたいこさん」や「おかあさんがおかあさんになったひ」の長野ヒデ子さんによる、かわいいおばけのお話です。ちなみに、原作は「おひさま大賞」…

ほろりとしちゃう「おかあさんがおかあさんになったひ」

長野ヒデ子さんのこの作品は、長女出産前に自分が感じていた怖いような、楽しみなような気持ちが思い出されました。 出産シーンも描かれているけど、そんなに生々しいものではなく(もうちょっと痛がってました、私)子供が恐れるほどでもありません。色鉛筆…

らくご絵本「たがや」

落語を絵本にするって、すごーく難しいとおもいます。 落語にはつきもののオチというかサゲって、たぶんに駄洒落だから、絵にするとどうだろう?という気は読む前からもしていましたが、まあ、この落語も駄洒落でした。 でも、川端誠さんの絵がなかなが魅せ…

夜眠るおばけ「おじいさんと10ぴきのおばけ」

NHKのテレビ絵本でも放映されていたこの絵本。 著者のにしかわおさむさんは児童書のイラストをたくさん描いてる方。だからかな?なんだか見たことある懐かしい感じの絵。 とってもかわいい小さいおばけが10匹出てきておじいさんと仲良く暮らすものがたり。 …

おいしそ~「おばけのてんぷら」

くいしんぼうのうさこちゃんがてんぷらのおいしさに目覚め、うっかり衣に落ちたおばけや、めがねもてんぷらにしてしまいます。 ちょと強引にねこちゃんのお弁当からてんぷらを「おあじみ」して作り方を習ううさこちゃん。菜食主義だから野菜のてんぷらばかり…

タイトルで敬遠しない「おしっこぼうや」

タイトルだけ見て、一部マニア、おしっこうんこ好きの子供たちのためのあほらしい絵本か?と思っていたのだけど、全然違いました。はずかし~ サブタイトルは「せんそうにおしっこをひっかけたぼうや」 ベルギーのブリュッセルに伝わるあの「小便小僧」のお…

とにかくたいへん!「まさかりどんがさあたいへん」

う~ん、これは間違いなく「どろぼうがっこう」に並ぶ「かこさとし」さんの傑作のうちのひとつ。 生協のカタログで紹介されていたのですが、確かに面白かった。 リズムのいい文章が最後までつづき、しかも結構長いので、読んでるほうは調子の乗って、最後は…

まんまかい!「こいぬのうんち」

以前から、雑誌などで紹介されていたので読んでみたかった韓国の絵本。 「感動する」と紹介されていましたが・・・・ 読んで思わず「こいぬのうんちって、そのまんまか!」突っ込んでしまいました。 内容は、「こいぬのうんち」が、なんとなく人形のような形…

おばけ寄席大好き「わらっちゃった」

オイルパステル?で描かれたおばけは、ユーモラスで暖か。 むしろ、人間の子供のほうが怖い顔? 内容は・・・ アケミちゃんとけんかした私は、寝るまでずーっと怒っていた。 何もかもアケミちゃんのせいだー!!と何度も叫んでいると、あれあれ、角がはえて…

あのあれ「これあのあれ」?

いとうひろしさんのこの変わったタイトルの絵本は、 「これ マフラー きりんのマフラー (略) これさっちゃん きりんのマフラーをまいた さっちゃん だけど ながすぎて ミイラみたいになった さっちゃん 」 と言った感じで、どんどん続いていきます。2号(…

癒され、るるるるる

五味太郎さんの「音の絵本」の一冊。ほかにも、「ぽぽぽぽぽ」や「どどどどど」もあります。 大胆にもこの絵本、「る」と「れ」しか出てこない。テキストというか、タイポグラフィが大きくなったり小さくなったりと変化がつけられていて、読んでいる人が物語…

大胆な色と構図「たまごのあかちゃん」

やぎゅううげんいちろうさんの、赤ちゃん向けの有名な一冊。 相変わらずビビットな色使い。いつも不思議に思うけど、この絵は先に絵の具で塗りつぶして、上から太いサインペンで輪郭を書き込んでいるのかしら?だとしたら、すごく考え抜かれた構図と言わねば…

歯ブラシさせてくれないお子様をお持ちのあなたに「いーはとあーは」

やぎゅうげんいちろうさんの絵が印象的な一冊。 これはもはや一ジャンルを作っている、「歯磨き絵本」ですが、極めてまっとうです。 例えば私が毎晩適当に作ってる「むしばいきん」が歯をつるはしで掘っているようなアンチ科学な話は出てきません。 例 ・「…

百の説明よりひとつの物語「さっちゃんのまほうのて」

1985年に出版されたこの本は、多くの親子に読み次がれたのでしょう、図書館で出会った時はぼろぼろになっていました。 読み聞かせしながら涙がでてこまってしまった本。ぜひひろく読んでほしい。 先天性四肢障害のさちこに、お母さんは言います。 <「さちこ…

コドモが本屋でにぎって離さなかった「ウンココロ」

絵本ではく立派な大人向けの本なのですが、1号は「私のウンココロ」というし、定期的に取り出して大笑いしながらみているので、ぜひ他のおともだちにも読んでほしい一冊です。 「大人タバコ養成講座」などで人気の寄藤文平氏と、「笑うカイチュウ」が話題に…

ぱんつのおかわり?「ぷくちゃんのすてきなぱんつ」

生協で「トイレトレーニング中の子に最適!!」と紹介されていたので2号にちょうどいいかと購入。 ぷくちゃんシリーズは5冊ほど出ているみたいですが、初めて読みました。 全体的に黄色く統一されていてやさしい色合いだし、淡い水彩と色鉛筆とペンで書か…

かさぶたって何さ?「かさぶたくん」

保育園で小さな傷をこさえて帰ってくることが多くなった1号。かさぶたを不思議そうに取り扱っているのでこの本を読んでみました。相変わらず、独特のオレンジ色の子供達がサインペン?で大胆に描かれています。大人にはちょっと個性的に見えるこの絵柄。子…