2026-07-01から1ヶ月間の記事一覧
背筋の「目が」を読んだ。 とても短い作品。 本屋で見つけて買おうかどうか本当に悩んだけど、買わなくて正解だったかも。 (スマン)」そうそうにおAudibleのラインナップに加えられていた。とても小さくてとても薄い本なので、思わすずご自由にお持ち帰り…
長瀬ほのかの「わざわざ書くほどのことだ」を読んだ。 アンモナイトが専門の古生物学者の夫との馴れ初め、うさぎの関根との出会いと別れ、少し抜けたところのある祖母など、身近な人たちがとても魅力的に描かれている。 若者特有の自分が「何者かでありたい…
三宅香帆の「人生を狂わす名著50」を読んだ。 とっても熱のこもった書評集。 「めっちゃ好き!」「スキ!」「天才か!」などのオンパレード 読みたい本が積み上がるので、なんか面白い本ないかなーといつも探している本の虫達にはカンフル剤となるだろう。 …
太宰 治の「ヴィヨンの妻」を読んだ。 酒に溺れ、借金を重ね、家族を振り回す夫。そんな夫に傷つけられながらも、妻は驚くほどたくましく日々を生きていく。 暗く重い状況のはずなのに、語り口にはどこかユーモアがあり、悲惨さだけでは終わらないところが印…
藤崎 翔の「お梅は次こそ呪いたい」を読んだ。 こんなふうに「楽しいお話」を書けるようになりたいな~と、まるで少女のように思ってしまった。 さすが元お笑い芸人。人を楽しませる事には年季が入っている。 ミステリーではないけれど、連作短編集の中に張…
神永 学の「心霊探偵八雲2 完全版 魂をつなぐもの」を読んだ。 第1巻よりも今後のキーパーソンとなりそうな登場人物(へっぽこの石井刑事や新聞記者の土方真琴)が増え、物語が本格始動した感じ。 今回も心霊現象だけでなく、謎を追うミステリーとしても楽…
西尾 潤の「マルチの子」を読んだ。 初読みの作家さんだが、とても読みやすかった。 自らもマルチ商法に手をだして大きな借金を作ったことのある作者だからこそ書けるリアルなマルチの内情は、思ってたよりもずっと複雑だった。 自分とは関係ないと思ってい…
森もり子の「大人のズル休み」を読んだ。 大人なのだから、きちんとしなければならない。そんなふうに自分を縛って、必要以上に頑張ってしまうことは意外と多い。 だが、この漫画の主人公は最初から飛ばしている。 会社にいきたくないからと言ってて玄関を一…
堀田 秀吾の「スタンフォード、ケンブリッジ、イェール…世界の科学が証明した絶対に考えてはいけないことリスト」を読んだ。 として、目次を読んだら何だか読んだ気になって、もう終わりにしていいような気がする。そんなタイプの本。 どの話にもエビデンス…
舛田 光洋の「あなたの部屋は、あなた自身です。 「人生」と「空間」の相関法則」を読んだ。 部屋の状態は、単に見た目の問題ではなく、自分の心や暮らし方そのものを映していると語る本。 だからと言って散らかった空間を見て「あー、片付けられない自分ダ…
神永 学の「心霊探偵八雲1 赤い瞳は知っている」を読んだ。 アニメ化も漫画化もされた大人気シリーズ。おやおや、舞台化もされているらしい。 かなり、今更感はあるものの1巻目からチャレンジ開始。 物語は、霊が見えてしまう赤い瞳をもつ男の子「斉藤八雲」…
長岡 弘樹 の「傍聞き 」を読んだ。 キムタクで映画化されて有名になった「教場」シリーズの作者。 職業倫理を疑うというのがテーマの4つの短編 消防士や警察官たちが、自らの仕事に誇りを持っているからこそ犯してはならない間違いに気づいた時に感じる苦悩…
先日、芥川賞を「ゾンビ回収婦」で獲得した小砂川チトの「猿の戴冠式」を読んだ。 こちらもも3年前?の芥川賞候補だったみたい。 ミステリーではないのだが、この話が一体どこで落ち着くのか全くわからんという意味で場ミステリアス。 二人の主人公たち、シ…
市川 哲也の「シュレディンガーの殺人者」を読んだ。 最近覚えた言葉「シュレディンガーの猫」 ほら、あの、「箱入りの猫は蓋を開けるまで「生きている」と「死んでいるの」両方の状態にある」と言うやつ。 分かったような、わからんような。 「観測する事に…
米澤 穂信 の「冬期限定ボンボンショコラ事件 」を読んだ。 これが、小市民シリーズの完結編。いやー長い間追いかけた。最初に読んだのは子どもがまだ赤ちゃんの時だったかも。 さて、ここで私の米澤穂信観を語らしてもらおう。 この人はほんとうに、辛気く…
今日は、博多KITTEにあるHMVへやってきました。 ここは、本屋とレコードショップ(いつの時代だ!)の共存型でどんどん本売り場が縮小されているイメージ。 ミニコンサートなんかも行われるブースもあります。 早速「呪術廻戦」のでっかいパネルがお出迎え。…
有栖川有栖の「赤い月、廃駅の上に」を読んだ。 よく見たら表紙がとってもおしゃれ。 作者お得意の鉄道ミステリーかと思いきや、鉄道怪談とのこと。 かなり読みすすめてやっと「あら、なんかいつもと違う」と気づく。 それにしても、この人の文章ってやっぱ…
白井 智之の「ぼくは化け物きみは怪物」を読んだ。 「鬼畜系本格パズラー」と称される作者の短編集。 この通り名、流石(綾辻行人が命名したらしい) 私はグロっぽいのはとっても苦手なのだが、とてもとてもおもしろかった。 グロであり、本格ミステリであり…
檜原 洋平の「正直言わせてもらうでぃ、この本を読んで日々をご機嫌にするほかないやろう」を読んだ。 おもしろかったー、実は作者名見ても写真見ても芸人さんの書いたエッセイと思わず、 なんか林檎とかがんばって植えてる人かな?くらいの知識で聴き始める…
染井為人の「硝子のマンション」を読んだ。 後味的にいいのか悪いのか、え、やっぱり。でもこれでおわり?と思うようなエンディング。 かなり前半から胡散臭い感じのマンション管理人さんだったけど、まさかこんな裏があるとはね。 出てくる女性が犯罪を共に…
榊原節子の「50代にしておくべき100のリスト」を読んだ。 やること多いなー まだまだ死ねませんからねぇ。 こういう本、読んだ先から忘れがちだけど、読んでよかったと思う。 特に、アンチエイジングとかちょっと眉唾だと小馬鹿にしてたけどちゃんと学会とか…
「山岸凉子トリビュート」を読んだ。 いやー堪能堪能。 表紙は、萩尾望都と諸星大二郎が厩戸の王子を描き下ろし。 私はかなりおとなになって「日出処の天子」を読んだので学生の頃から何度も読み返したファン達ほど熱く語れるわけでもないし、未読の漫画も多…
新川帆立の「剣持麗子のワンナイト推理」を読んだ。 ワンナイト、と言われるとちょっとむふふな感じがするけど、純粋に働きスギ麗子さんがしかたなく、夜も仕事にいそしむというお話。 まさしく激務をこなすパーフェクト麗子さんだが、「元カレの遺言状」の…
中川 いさみの「コロコロ毛玉日記 第2巻」を読んだ。 2巻が出てた。 若い頃とんがりまくっていたギャグ漫画家の中川いさみが猫の下僕と化したおのれの姿を描くエッセイ漫画。何も言うことはなし、お買い上げだ。 3匹とも個性があってかわゆい。 ちなみに、く…
山本 甲士 の「ひかりの魔女」を読んだ。 85歳のおばあちゃんがここまで無双すると、確かに魔女だわ。 「ひかりの魔女」は、ひとことで言うならスーパーおばあちゃん小説だ。 主人公の光一の家にやってきた祖母が、家族の空気を少しずつ変えていく。 てっき…
増村十七の「進め!白鼻進 」を読んだ。 フィクション、と断ってあるのに思わず実在の人物かと検索をかけてしまった。 まるでノンフィクションのような物語。 主人公「甘神白鼻進(あまがみ はくびしん)」は売れない漫画家。 マンガを芸術になどと色々言っ…
紺野 天龍の「シンデレラ城の殺人」を読んだ。 コメディタッチのミステリー シンデレラ、初っ端から義理の母と姉にしっかり言い返すしっかりもの。 ちっともかわいそうでもありません。 童話と、ロジックミステリーかなり相性は悪そうだがそれでも論理的思考…
京極夏彦の「死ねばいいのに」を読んだ。 タイトルからしてなかなか強烈な小説である。 物語は、鹿島亜佐美という死んでしまった女性について、一人の青年・渡来健也が、彼女の関係者を一人ずつ訪ねていく形で進んでいく。 章のタイトルも「一人目」「二人目…
第四境界の人の財布を読んだ。 なんのこっちゃ、と思うでしょうが、第四境界はゲームクリエーターで、没入型ゲームの名前が人の財布。 これをノベライズしたものを、さらにオーディブルにしたらしく、かなりの頻度で図⚪︎参照という言葉が入る。 明らかにオー…
北山 猛邦 の「神の光」を読んだ。 初読みの作家さん。 なんと、5つの短編集すべてで「大きな構造物」が消失してしまうミステリー! 毎度毎度、最初はそんな馬鹿な、という条件なのだが、すべてにちゃんと解答が用意されている。 もちろん、ちょっとファンタ…