iCHi's diary~本は読みたし、はかどらず~

主に忘れっぽい私の読書録。最近はもっぱらAudibleで聞く読書

2026-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『入居条件:隣に住んでる友人と必ず仲良くしてください 2』日常侵食ホラーの妙味

寝舟 はやせ の「入居条件:隣に住んでる友人と必ず仲良くしてください 2」を読んだ。 続巻でたら読みたい、なんてお思っていたらほんとに続巻が出ていた。 『入居条件:隣に住んでる友人と必ず仲良くしてください 2』は、基本的には主人公・タカヒロと隣…

「ミス・サンシャイン 」寂しさを抑えるツボ

吉田 修一の「ミス・サンシャイン 」を読んだ。 あらすじに「最高に泣ける」と書いてあるが、最高かどうか知らんけど泣いた! 戦後の伝説の大女優「和楽京子」と大学院生の「一心」の交流を描いた作品。 交流、と書いたけどこれは一心から50歳以上年上の女優…

『黒い糸』ヤバい人しか出てこない不穏ミステリ

染井 為人 の「黒い糸」を読んだ。 読み終わったあと、タイトルの「黒い糸」って、やっぱりDNAのことだったのかな、としばらく考えてしまった。 運命の赤い糸ならぬ、血のつながりの黒い糸。なんだかイヤな響きである。 「黒い糸」は、シングルマザーの亜紀…

『おつかれ、今日の私。』頑張れと言わない優しさ

ジェーン・スー の「おつかれ、今日の私。」を読んだ。 いいこと言うわあ。読みながら何度もそう思った。 「おつかれ、今日の私。」は、ちょうどコロナ禍のさなかに綴られた文章で、ひとつひとつの章は短い。けれど、その短さの中に「ちょっと元気が出るよう…

「多忙感」忙しい方が偉い?

菅原 洋平 の「多忙感」を読んだ。 なーんか忙しい、常に忙しい人に読んでほしい本。(と言っても忙しがりはそんな暇ない!)と言いそうだけど。 気がついたらぼーっしている、常に何かに反応する形で仕事をしている・・・ めっちゃ私のことですやん。 そう…

『失われた貌』ご都合主義に見えない収束のうまさ

櫻田 智也 の「失われた貌」を読んだ。 去年の国内ミステリランキングを総なめにした一位作である。 やっとAudibleに登場してくれたので、私にも味わうことができた。(もはや文字を読む能力が衰えきっている私) バラバラに見えた事件たちが次々と混じり合…