2026-03-01から1ヶ月間の記事一覧
今日は年度末。 だからといって取り立てて何かあるわけではないのだが、落ち着かないではないか。 そんな気もそぞろな春の本屋パトロール。 まずは推し文庫フェア。 大量東野圭吾の文庫があえて似たようなデザインになっているのでもはや何冊あるかわからな…
頭木 弘樹 の「ひきこもり図書館 部屋から出られない人のための12の物語」を読んだ。 「ひきこもり」を扱った小説を集めに集めたアンソロジー 編者は自身も13年間も!引きこもった経験があるらしくまさしく当事者のリアルな紹介文が丁寧に書かれている。 あ…
彩藤アザミの「読むと死ぬ本」を読んだ。 わたしも死にます。 この本の感想を聞かれたらこう答えてください。と解説にある。 だがご安心を。 ほら、読んだあなたも…と脅してくる系のホラーかと思いきや、そうではない。 言霊的にあんまり死ぬ死ぬ言いたくな…
辻村深月の「冷たい校舎の時は止まる」を読んだ。 アガサクリスティの「そして誰もいなくなった」と楳図かずおの「漂流教室」を合わせたような話。 ファンタジー、ホラーそしてミステリーの要素を全て詰め込んだようなお話。 なかなかな長編だったのでオーデ…
講談社MOOKの「 猫本(ねこもと) 」を読んだ。 20年も前のマンガが縁あって我が家にきた(ただブックオフでかっただけだけど) 猫だらけのマンガアンソロジー。なんとも贅沢な作家陣が揃っていて恐れ入る。 この人もこのひともまた猫好きだったか! ワタシ的…
中野信子 (著), ひろゆき (著) の「「本当の教科書」シリーズ1―「脳科学/脳科学が教える日本社会で賢く生き残る方法」」を読んだ。 賛否両論のゆろゆき氏。彼の本を読むと言うより、読んだことをみんなに教えたくない人物の一人だ。(もちろん、私の中でだ…
山本周五郎の「その木戸を通って 」を読んだ。 80年代にあの市川崑が映画化したらしく、大変しみじみとした読後感の時代小説。 結局ふさはどこの誰だったんだろう。戻ってくるといいけど。 記憶喪失だった娘をたまたま保護し、それが元で結局許婚と破談にな…
平光源」の「半うつ」を読んだ。 ソーダアイスが半分溶けかかった表紙が印象的。 あれを見た瞬間に、この本の言いたいことがかなり伝わってくる。全部が台無しになったわけではない。まだ間に合う。まだすくい上げて食べられる。 その「今なら助かる」という…
野村 胡堂 (著), 芥川 隆行 (ナレーション)の「銭形平次捕物控~刑場の花嫁~」を読んだ。 最近、ちょっと時代小説にぷちハマっている私。 ナレーターの名前をタイトルに冠するだけあって、この芥川さんのナレーションは、なかなか渋くて落ち着いた声でよか…
髙田郁の「銀二貫」を読んだ。 寒天問屋という馴染みのないお店が舞台の物語。 ゼラチンに席巻されている現代の日本ではとんと口にすることの少ない寒天。 そう言えば、棒寒天を煮溶かして何かを作ったことなんて昭和生まれの私ですらない。 今はパウダー寒…
さて、お察しの通りやや飽きが来ている。早くもこの“道のり”がうやむやの霞の奥へ続いているのが見える・・・ なんて素敵で詩的! とりあえず、3分だけやってみようと自分を励ます。 チャッピー召喚。 「本文をくれ」ここでかなり通じ会えない話し合いが続く…
随分間が空いてしまったが、まだ諦めていないぞ! ということで、三連休なので久しぶりに「自分のブログをKindle出版するという大人気シリーズ」に手をつけようと思ったものの、完全に自分のやりたいことを見失っている。 えーと、私何やってたっけ?という…
知念実希人 の「閲覧厳禁 猟奇殺人犯の精神鑑定報告書」を読んだ。 この手の本をAudibleで聴くのはどうだろうかと思ったが、案外と面白く読めた。 この間読んだこの本と対をなす本だったようだよ。 ichi-z.com とにかく、添付資料が多いので聞いてるんだか読…
瀬尾まいこの「ありか」を読んだ。 子どもは、親を簡単には嫌いになれないのだなと思った。 本屋大賞にノミネートされたこの作品は読んでいて何度も胸が塞がる気分になった。 とくに美空の母親を見ていると、どうしてこんなにも「ダメな母親」なのかと考え込…
「ゆうきゆう」の「マンガで分かる心療内科 うつを癒す話の聞き方編(1)」を読んだ。 人の話を聴くというのは、簡単そうでいて、たぶん全然簡単ではないのだ。 このシリーズは結構好きで、先日ブックオフで(ごめんて)まとめ買いしてきたうちの一冊である。 …
青山 文平 の「本売る日々」を読んだ。 今よりずっとずっと本が貴重だった時代の本屋さんの話。 初読みの作者さんだが、教養あふれるというか「紳士だな~」という文体。 ナレーションのせいかしら? 本と、本を愛する人たちが織りなす静かな物語は、私たち…
伏尾美紀の「百年の時効」を読んだ。 100年ってどういうことだ、と思うタイトルである。けれど読み終えると、この「百年の時効」という題名以外ありえない、と妙に納得してしまう。 最初の事件から数えれば、本当に百年かけてようやくたどり着いた決着なのだ…
ロバ−ト・A.ハインラインの「月は無慈悲な夜の女王」を読んだ。 SF、特に古典的名作SFに対して強い憧れがある。実際は手に取ってみても良くわからん。正直、翻訳がきつい、なんて何度も何度もほおり出してしまう分けだが。 この本も集中力を切り出しながら…
今、伏尾美紀の「百年の時効」を読んでおりまして・・・これが長くて読み終わんないんだわ!(面白いんだけどね) そんなわけで、今日はちょっと趣向を変えてブログを熱心にお書きの皆さんならきっと楽しめるお話。 「自分のブログをインフォグラフィックに…
山口 未桜 の「禁忌の子」を読んだ。 ずっと読みたくて、買ったままの積読だったが、先にAudibleが出てしまったので読み上げてもらう。今世紀最大の贅沢。 いやー良かった。最後の締めも良かった!すごくいい本に出会うと感想がちょっと馬鹿になってしまうよ…
和山 やま の「ファミレス行こ。 」を読んだ。 下巻まで発売されたので、久しぶりに上巻とともに一気読み。 というか良く判らなくて2回読み。 思えば、上巻のラストが聡美君が狂児にハグをするという衝撃のシーンだったわけだけど、驚いたのは読者だけではな…
岸見 一郎 (著), 古賀 史健 (著)の「幸せになる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教えII」を読んだ。 勇気シリーズの赤い方だ。 前作、「嫌われる勇気」は誤解を恐れないタイトルでミリオンセラーになっているが、その続編は「幸せになる勇気」 幸せになる…
魚豊 の「ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ(1)」を読んだ。 数日前にKindleで瞬間的にセールになっており、この間読んだ本で三宅香帆がめちゃ褒めて?いたので全巻購入。 セールだけどもおケチな私はなかなか踏み切れず、チャッピーにまで相談。 Q. 魚…
森バジル の「探偵小石は恋しない」を読んだ。 ずっと読みたいと思っていた「探偵小石は恋しない」がAudibleに入ったので早速読んでみた。 福岡が舞台のご当地小説として数か月前から書店で大きく展開されていたのも納得で、土地の空気をまといながら、ちゃ…
岡崎 隼人の「書店怪談」を読んだ。 本屋が大好きな人ほどじわじわくるホラーである。 構造としては、書店にまつわる怪談を集めて「実話風ホラー」を作ろうという企画がまず提示される。最初にその“本の企画”が明かされるので、読者は自然と「怪談そのもの」…
鯛夢 の「ある設計士の忌録」を読んだ。 なんともスケールのでかい、明るく楽しい怪異譚である。 気になっていたこの作品、全8巻のうち4巻までKindle Unlimitedに入っていたので読み始めたのだが、これがかなり当たりだった。 実話系の体裁を取りながら、出…
デイヴィッド・ギレスピー の「サイコパスから見た世界: 「共感能力が欠落した人」がこうして職場を地獄にする」を読んだ。 「これサスペンスドラマの脚本?」みたいな事例が連発で、おもしろいが全部実話だ。サイコパスの破壊力と手に負えなさ、やべぇ……と…
村田沙耶香の「世界99」を読んだ。 ここ3日ばかりこの本にどっぷりだったので、ようやく読み終わって少しホッとしている。 村田沙耶香という人はどんな人生を歩んできたのか、頭の中だけでこの物語を作り上げたのか。怖い人なのかも。それとも、ものすごく怖…
永久保貴一の「阿闍梨蒼雲 霊幻怪異始末」を読んだ。 世の中にこんな不思議なことが?とみみを疑う話のオンパレード。 おばけがたくさん出てくる怖い話ではなくて、神や仏がザクザク出てくる恐れ多い不思議なはなし。 いろんな不思議エピソードでも、日本酒…
葉山嘉樹の「死屍を食う男」を読んだ。 なんておどろおどろしい竹書房っぽいタイトルでしょう。 葉山嘉樹といえば、教科書に載っているプロレタリア文学「セメントの樽中の手紙」が有名な作家。 「私の恋人はセメントになりました」 「この樽の中のセメント…