iCHi's diary~本は読みたし、はかどらず~

主に読書録。読み終えた本がこのまま砂のように忘却の彼方に忘れ去られるのが申し訳ないので、書き留める。要は忘れっぽい読者の読書日記。

2006-01-01から1年間の記事一覧

マンガ日本の古典で読む「東海道中膝栗毛」土田よしこ

近くの図書館に全巻揃えられていた!うれぢい~ 迷った末、以前から評判を聞いていたこれを選ぶ。 土田さんといえば、言わずとしれた「つる姫じゃ~!」の人ですが、この本でもギャグマンガ3頭身のやじさんきたさんのお伊勢まいりに到着するまでの珍道中が…

こどもを本好きに育てる?「おひさま」

幼児向け雑誌にはたくさん言いたいことがある。 なぜかってそりゃ、厚紙でできたふろくをちまちま組み立てて、出来ないーと泣かれ壊され、知らなくていいキャラクターを刷り込まれ、見なくていいおもちゃの広告を見せられ、内容も読物というよりおもちゃ。折…

今更何をいわんや「アクロイド殺人事件」アガサクリスティ

お恥ずかしいことに、未読だったんです。先日古本屋を除いていたら、乱歩が選ぶ黄金時代ミステリー10!という文庫がありました。ちなみに既読は僧正殺人事件のみ。 実は高校生から大学生にかけて、何回かクリスティーを読んで以来海外ミステリと言うものにず…

限りなくエロくそこはかとなくユーモラス「溺レる」

「センセイの鞄」が意外とツボにはまったため、作者の本に再挑戦。 はて、内容は恋愛小説ではなく官能小説の部類か?あまり過激な描写はないけれど、前回読了がアガサクリスティのアクロイド殺人事件だった私の身には、いきなり刺激が強すぎたわ。 この人の…

これぞファースト絵本「きゅっきゅっきゅっ」  林明子

林明子さんの赤ちゃん絵本。 うちの1号は「おつきさまこんばんわ」と「おててがでたよ」が大好きでしたが、2号はこれがお気に入りみたい。 初めて絵本に(絵本として)興味を示しだしたのがこの本でした。ちなみにそれ以前は紙類全般として口にする(食すの…

iPodでココログのポッドキャストを聞きたいの~(姫様風)

先日からの懸案事項。アップルのストア以外のポッドキャストを聞きたい!。を解決しようと、まずは、ココログにてポッドキャストを探しました。 おお、落語のビデオ配信があるじゃないですか。ニフ亭?ああ、以前どこかのサイトで紹介されているのを呼んだ記…

めずらしい古本屋を発見した

現在読書中の本は、アガサクリスティーの「アクロイド殺人事件」。なにを今更?的な本ですよね。 この本は家の近所の古本屋にて手に入れたのですが、その古本屋が・・・・すごいんです。なんと言うか、本だけではなく、リサイクルショップとして看板を出して…

iPodで家にあるCDを聞くだけじゃなく利用した~い!!ポッドキャスト。

iTunesで音楽(わたしは落語だけど)を購入するのには成功しました。しかし、あまりに簡単にお金が飛んでいくことに気づき、とりあえず封印(だって主婦なんですもの)。しばらく家にあるCDを取り込むことに専念しておりました。そろそろ新しいステップを踏…

みどりのペンでお手紙「ラチとらいおん」

ヴィレッジバンガードなんかでは雑貨も売られているほど有名なこの絵本。やっぱり子供が育ったらぜひ読もう。と心決めていた本でした。 ずいぶん以前に図書館で借りたときは見向きもしなかった1号でしたが、4歳になった今では十分楽しんでいるみたいでよかっ…

タイトルの勝利?「七つの危険な真実」

赤川次郎、阿刀田高、宮部みゆき、乃南アサ、連城三紀彦、夏樹静子、北村薫7人のゴージャ スなアンソロジー。 一番面白かったのは既読だったけれど楽しめた宮部みゆきの「返事はいらない」か乃南アサ「 福の神」か迷うところ。次点が阿刀田高の「マッチ箱の…

「はじめての落語」春風亭昇太

先日購入したiPod。そしてようやく開通したiTunes。 初めてのダウンロードは落語にしました。わくわくしながら、通勤時間にスイッチオン・・・・ところが、結構駅のホームも電車の中というのもうるさいものですね、今まではぜんぜん気にしてなかったけれど。…

すばらしいデザイン「すてきな三にんぐみ」

ウンゲラーの絵はデザイン的に優れている。色使いもシンプルだけど効果的。 この本の表紙も、大胆に省略された線がとってこわい山賊の迫力をよくあらわしていると思う 。 うちの子が早く育ってこの本に対応できる年齢になったら買おう。と心に決めてい た本…

iTunes(つづり合ってる?)ではじめてのダウンロード

目標にしていた落語のダウンロード。できました。あっさりと。今朝方朝ごはんを作りつつ、とりあえず無料版の曲でもダウンロードしてみよう。とクリック。あ~やっぱりアカウントとか要求してくるわけですね。そして、クレジットカード番号まで。迷ったけれ…

冴えわたる哲学の日常活用「ツチヤ学部長の弁明」 土屋賢二

御茶ノ水大学の哲学の先生でもある著者。今回の文庫で学部長にまでなっていることを知りました。 週刊文春に連載しているエッセイがおもしろくて、文庫になるたびに購入しておりますが最近はやや食傷気味だった・・・けど読むとやっぱり面白い。 今回は、過…

iPodをかっちゃいました。

先日アマゾンで頼んだiPod nano 4GBが届きました。 我が家は九州なんですが、金曜日の早朝に頼み、日曜日の午前中に来ました。思ったより早い!!箱を開けてあまりの小ささにさらにびっくり!!なんだ、この潔さは?というくらいマニュアルもヘルプもついて…

恋の足音が聞こえてきました「朝霧」北村薫

円紫さんシリーズ第5弾?前回は第2弾だったし、なかなか順番どおりにいかない~ さて、今回は主人公の私は大学を卒業し出版社に入社します。おねえさんも結婚し子供ができ物語の時間はぐっと進みます。 しかし、円紫さんが安楽椅子探偵として活躍することは…

本当にそれでいいのか?「よかったね ネッド君」

かなり有名な絵本らしく、図書館ではいつもよく見えるところに飾ってある。しかし・・・絵がちょっと怖い。 奥付によると作者はデザイナーや舞台美術も手がける多才な人物らしい。しかし、絵が怖い~ 内容は、ある日びっくりパーティーに呼ばれたネッド君。…

ネコの界プレスリー?「世界一有名なネコ フレッド」

最近洋物(?)がお気に入りの1号。この話は、漫画形式になっており、ふきだしのセリフで話が進む。なんとも読み聞かせしにくい。(皆さんんはいちいち、コマと登場人物を指差してあげてます?)少し長いし、まだまだ4歳には早いか?と思ったが、以外とお気…

ようやく読み終わった「邪魅の雫」京極夏彦

読了まで10日近くかかってしまいました。いくら新書3冊分の厚さとは言えちょっと不覚。今回は大好きな薔薇十字社の探偵は元気がなくて、そのぶん関口さんがいつもよりちょっとだけがんばっています。それに十八番の妖怪話もほとんど出てきません。邪魅という…

小泉前首相?「よわむしらいおん」

朝起きると隣にライオンが寝ていた~普通は恐ろしくて・・と続くところが、ここでは 、ライオンのたてがみはふわふわで気持ちがいい。と来る。 そうか~ごわごわじゃないの?それにしてもこのライオン、髪型が小泉前首相みたい。とか大人の雑念が入ります。 …

気になる表紙「ピッツァぼうや」

図書館で出会ったときに大きく描かれた表紙の男の子に眼が惹きつけられました。 ずっと気になっていた内容は、雨でお外にいけず不機嫌なぼうや。お父さんがぼうやをピザにしようと、キッチンテーブルでこねたり、油をたらしたり(本当は水なんだけどね)小麦…

おすましおねえちゃん「ピッケとポッケ」

ピッケとポッケはネコの姉弟。弟は素直に喜んだり甘えたりできるけどおねえちゃんのピッケはいつもおすまし。でも、シッポはふりふり。いつもおすましのピッケは、ポッケが思いっきりお母さんに甘えているのを見て家出をしてしまいます。自分も長女で弟がい…

ひらがなの「あんぱんまんとばいきんまん」 やなせたかし

今テレビアニメを席巻している「アンパンマン」ですが、やなせたかしさんが、初期にかかれた絵本ではひらがなで「あんぱんまん」と呼ばれているようです。奥付をみると、30年以上まえに出ています。当時母は「なんじゃこりゃ、と思ったけどねー」だそうです…

1号4歳になる

1号が4歳の誕生日を迎えました。いやー、あれから4年長いような長いような・・・ええ、決して短くとはありませんとも。 産まれたばかりのころは、あまりに小さくて脆そうでくったりしてまさしく自分の一部分のような感じがしていましたが、4年もたてば、…

ゆっくりと噛み締めながら「邪魅の雫」京極夏彦

1週間以上かかってまだ読了できてません・・・なので、今回は内容と全く関係なくこの本にまつわる独り言を。厚い!ようやく半分ほど読み進めてすでに、平均的な新書の厚さを上回っている。4,5センチ・・・そして、重い!どか○ちんの弁当箱か?というような…

犬かウサギかはたまたネズミか?「リサとガスパール」

アン・グットマン文 ゲオルグ・ハレンスレーベン絵 石津 ちひろ訳 かわいい!と最近はグッズなんかもたくさん出ているリサとガスパール。内容もしっかり子供にアピールするらしく、うちの1号(四歳)が大好きです。リサ(女の子)と、なかよしのガスパール…

素朴な疑問

ほそぼそと継続しているこのブログですが、こんなんでも一日平均10数件のご来客があるんですよ。ま、そのうちの2から3回は自分によるアクセスなんですけども。それでも、毎日朝前日のアクセス数をチェックしては、なんだうれしい気持ちに浸っているわけであ…

反抗期?

第一次反抗期っていつごろでしたっけ?確か2歳くらいだったような。うちの2号はまだ1歳8ヶ月なのにどうやら突入したようなんですよ。1号のときは、今までバブバブ言ってたくせにいきなり、ダメ!!ヤダ!!と強烈な否定を発せられかなりショックだったけ…

ゆっくりと落ちてしまった恋「センセイの鞄」 川上弘美

主人公のツキコさんはもう若くはない独身OL。一人でも寂しくないと思っていた。一人で居酒屋で飲んでいるんだからうらやましい生き方でもある。ところが行きつけの居酒屋で高校時代のセンセイと再開し、ゆっくりゆっくり恋に落ちる。 30歳以上の歳の開き。ス…

私の脳内映像ではSINJO。「むかしのはなし」三浦しをん著

しをんさんが昔話を語りなおしたこの話。現代の話が昔話になると言うことは、未来において語られると言うことだ。 第一話は祖父も父親も27歳で死んだのだから、お前も長生きはしないだろうと言い聞かされて育った27歳のホストの話。私の脳内映像では見事に「…