織守 きょうやの「ライアーハウスの殺人」を読んだ。 ミステリ好きが「こんなの絶対、事件が起きるやつじゃん」と笑っていたら、本当に事件が起きてしまう。そんな、ある意味で最高に贅沢な悪夢のような一冊だった。 いやー、なんというか、フルコースという…
近藤ようこの「兄帰る」を読んだ。 タイトルに反して、兄は帰って来ないのだ。なんてこったい! 結婚式の直前に花嫁の前から失踪した功一が、3年後物言わぬ人として帰ってきた。 捨てられた理由が判らず、怒りをぶつける先がないまま3年間も引きずっていたフ…
「村山 由佳」の「PRIZE―プライズ―」を読んだ。 出版業界、想像していたよりずっと修羅の国であった。 2026年本屋大賞3位の本作。帯には「この本出版していいんですか!?」という書店員さんのコメントが載っていたのだが、読んで納得。これは確かに言…
近藤ようこの「雪夜の告白」を読んだ。 先日、旅先の古本屋で見つけて連れてきたうちの一冊である。 美しい母を持つ娘は、それだけで呪われることがある。 「雪夜の告白」は、美醜についての物語であり、母と娘、娘と父の関係についての物語でもある。 近藤…
C.S.ルイスの「ライオンと魔女」を読んだ。 なんで小学校の時読んでなかったのか?っていうくらいの名作でした。 訳者はあの瀬田貞二。あら、絵本の人だとばかりおもっていたら指輪物語の翻訳もこの人なのか。 なんか久しぶりに格式高い日本語に触れた気分…
村上龍の「イン・ザ・ミソスープ」を読んだ。 こわーい。 いや、まずそれである。読み終わって最初に出てきた感想が、語彙力を投げ捨てた「こわーい」だった。 「イン・ザ・ミソスープ」って、いつ書かれた話だっけ?と思って調べたら、バブルが弾けた少しあ…
小田扉の「ブリトビラロマンSF 江豆町」を読んだ。 ブリトビラロマンSFってなに?と思って検索したけど、結局小田扉のこの本しかでてこなかった・・・・ ロマンSFならわかるけど、ロマン要素はあまりない。 謎多い街、江豆町。江戸にかけているっぽいの…