藤岡陽子の「金の角持つ子どもたち 」を読んだ。 中学受験にチャレンジする子どもたちと、周囲の大人たちのドラマ。 サッカーで日本代表になる、なんて子供らしい夢を持っていた俊介だが、チーム内での選抜から外れてしまった。 そんな彼の出した答えは「サ…
真藤順丈 の「宝島」を読んだ。 第160回直木賞で、去年妻夫木聡主演で映画化もされていた。 神の視点の「語り部」が軽妙なうちなーぐち(沖縄方言、琉球語)で、語尾を伸ばす独特なイントネーションになんかゆったりした気持ちになる。 「あきさみよー」 嗚…
歳内 沙都の「桜越しに空を撮る」を読んだ。 中学生の女の子二人の、繊細でとても現代らしいミステリー 友達同士で使う写真共有のスマホのアプリが謎を解く一つの鍵になるのだけど、たぶん一時期娘たちが言っていたBeReal (ビーリアル)と言うやつじゃないか…
水見 はがね の「朝からブルマンの男 」を読んだ。 喫茶まほろばで供される一杯2000円の珈琲、ブルーマウンテン。 そんな特別な一杯を貧乏くさい(失礼)若い男が毎週注文し、しかも極めてまずそうに飲んでいくのはなぜ? いわゆる日常の謎系のミステリだ。 …
青崎 有吾 の「11文字の檻 青崎有吾短編集成 」を読んだ。 短編集の一編目から、いきなりこちらの記憶の引き出しを開けられるとは思わなかった。 本当に偶然だが、今から21年前のJR福知山線脱線事故を題材にした「加速してゆく」から始まる、青崎 有吾の短…
澤村伊智の「ひとんち」を読んだ。 「ぼぎわん」の澤村伊智が書いたホラー短編集。 「ひとんち」からは始まり「じぶんち」で終わるという、なかなか乙な取り合わせ。 「ひとんち」こわかったなーどこから見ても裕福で素敵な奥様とおもっていた香織の家にいっ…
稲田 豊史 の「映画を早送りで観る人たち ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形 」を読んだ。 この人の最新作「本を読めなくなった人たち」が今話題だ(ということを岡田斗司夫の動画で知った) どうやら、数年前に書かれて話題になったこの本の…