iCHi's diary~本は読みたし、はかどらず~

主に読書録。読み終えた本がこのまま砂のように忘却の彼方に忘れ去られるのが申し訳ないので、書き留める。要は忘れっぽい読者の読書日記。

「准教授・高槻彰良の推察」都市伝説の謎を解くイケメン准教授

澤村御影の「准教授・高槻彰良の推察」を読んだ。 そもそも、ドラマ化されているのを軽い気持ちで見て、(それはそんなに面白くはなかったのだが)気がついたら意識にある時間ずっと「准教授・高槻彰良シリーズ」をゴリゴリ消化中。(ただいま全10巻中7巻目…

「青い壺」親子、嫁姑、夫婦。関係のあるところに物語あり。

なんか、リバイバルブームが来ている?書店で度々見かけるので読んでみた。 物語は、駆け出しの陶芸家が思わぬ良い出来の青磁の壺と作ったところから始まる。 この青い壺がまさしく「数奇な縁」でいろんな家庭を渡り歩くのだが、行く先々での物語が不連続に…

「自分とか、ないから。 教養としての東洋哲学」なんも悩まなくていいのだ

しんめいPの「自分とか、ないから。 教養としての東洋哲学」をよんだ。 「神童と呼ばれ東大を卒業したが、自分でもびっくりするくらい仕事ができず、離島教育を志すも挫折、芸人になろうとするも挫折、離婚、実家に戻って引きこもり中」のしんめいP。 凡人が…

「闇をわたる:警視庁特別対策捜査官」

堂場瞬一のAudibleオリジナル作品「闇をわたる:警視庁特別対策捜査官」を読んだ。 朗読は谷山紀章だ。(私知らなかったのだが、大人気の声優さんらしい。文豪ストレイドッグスで中原中也役をしている人とのこと) 確かに良い声だったが、Audibleの読み上げ…

「淋しい夜にはペンを持て」孤独な夜に立ち向かう本

古賀史健 の「淋しい夜にはペンを持て」を読んだ。 最初の1/3は、ちょっと幼稚な感じがして読むのやめちゃおうかな、ともおもっていたのだが、だんだんと、あ、これはこども向けではあるけどかなり的をいた文章術の本だとわかってからは、ぐっと興味が出てき…

「朝日新聞ウェブ記者のスマホで「読まれる」「つながる」文章術」

「朝日新聞ウェブ記者のスマホで「読まれる」「つながる」文章術」を読んだ。 いわば、ネットで文章を発信し続けたプロ中のプロが書いた文章術の本。 私の「正しい」と思っていたお作法が結構古くなっていることを知りびっくりだった。 例えば、私が正しいと…

「プロジェクト・ヘイル・メアリー」胸が熱くなるSF

アンディウィアーの「プロジェクト・ヘイル・メアリー」を読んだ。 Audibleでリリースされたときから目をつけていたのだが、上下巻(そう読み上げ時間が20時間超え)に恐れをなして躊躇していた。 ちなみに、Audibleでは読み上げ時間が10時間を超えるとファ…